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“ちいおり”に暮らして -Moments at Chiiori- 

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2010年 04月 25日

ラッキーな英国人と、恵まれた僕

今日は、イギリスからのお客さんがありました。

僕が外出している間に、到着されたんですが、何ともラッキーな一日だったようです。

ちいおりに来る前に、剣山に登って来られました。綺麗な景色に名残惜しく、ぎりぎりまで写真を撮ったり、あっちもこっちもと歩き回っていたようですが、バスの時間も迫り、急ぎ足でバス停に向かっていたそうな。よし、バス停が見えた、あと少し。。。

と、そこへ、まだ見てはいけないものが見えてくる、必ず乗らなくてはならない最終バスが、バス停にすでに入ってきた、時間はほぼ定刻。もう、今更時計を確かめても始まらない。国際標準時間をて議論しても始まらない。この、異国であのバスを逃したら、いるはずもないグリズリーにまで怯えながら、一晩を野宿しなければならない。(ああ、さぞ冷や汗かいてたんだろうな。。。)
祈る思いで走ったんだろう。しかし、無情にもバスは視界から消えていく。悪夢だったろう。

放心状態で、近くの場店で身振り手振りで状況を説明したらしい。
ここからが、旅の幸運の始まり。

そこにご夫婦でいらっしゃったのは、JR四国のDさん。

まず英語が通じる。
すると、今から町へ帰るとこと。
ヒッチハイク成功。

ただ、途中で寄っていく場所があるので一緒について行くことに。
やって来たところは、温泉。
願ってもない。当然、喜んで便乗。すると、お代までお世話頂いたとか。

その後の道中にも、バスではよれない吊り橋に案内してもらう。

そして、バスだったらちいおりの最寄りのバス停から歩かなくていけないはずだったのに、
ちいおりまで、乗せて来てもう。

僕が出先から戻って彼に会うと、まだいささか興奮した様子で、オーバーリアクションでことの次第を僕に説明した。

彼は勿論ラッキーそのものな一日だったろうが、
彼を迎える僕らちいおりとしても、Dさんの心温まるご親切には頭が上がらない。

ああ、観光ってのはこういう地域の密な連携、思いやりで成り立っている。そして、無限に発展していくだろうなと実感した。
まあ、小さなことかもしれないが、英国人の彼は何処の高級リゾートで味わう満足を越えた、オンリーワンの思い出を持って帰ることができたんだろう。

今日も、一つ貴重な勉強をさせて頂きました。
Dさん、本当にありがとうございました。

これからも、何卒よろしくお願い申し上げます。

by torumuramatsu | 2010-04-25 17:19


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