“ちいおり”に暮らして -Moments at Chiiori- 

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2009年 07月 23日

季節感ですか、そんなにないですよ、正直。

こういった山の中、ちょっとしたした自然の中に暮らしていると、よく言われることがある。

季節を感じられていいですね、と。

しかしながら、僕個人としては、ここに来て1年とちょっと経ったが、
今までの人生で、これほど四季の移り変わりを感じずに過ごしたときはなかった。

もちろん、全く感じなかったわけではない。

ただ、ここで感じられる程度の自然は大方僕の地元でも感じられる。
春の風、夏の香、秋の色、冬の音

感じないのは、何か。

世の中の変化、かな。

春、みんなが初々しく新しい生活を始める。
夏、海や川、水辺で露出が多くなる。
秋、「○○の秋」とあちこちで聞き、文化的な気分になる。
冬、クリスマスや正月、気温とは逆に身を寄せ合うように暖かい気持ちになる。

そんな世の中の変化の一部にいて、初めて、自然の変化も解釈できるような気がした。

もちろん、もともとここに住んでる人たちは、彼らの生活習慣の中で行事や食事等(その他もちろんいろいろあるだろうけど)を通して、
文化的にもちゃんと四季を感じているんだろうけど。

それでも、ある一定の人口を下回ると、開催が難しくなる行事が発生してくる。
神輿が担げなくなり、祭りが寄り合い同然になる。
学校がなくなって、入学式という概念、運動会という概念そのものがこの地から消える。
高齢者ばかりで、畑もいつまで続けられるかわからない。
そうなれば、彼らからも四季を感じる要素は、一つずつ確実に奪われる。

つまるところ、その規模の違いや感受性の違いはあるものの、
自然の変化と、社会の変化が両立されて初めて、季節の変化を楽しめるのではなかろうか。

とすれば、例えばここが社会の変化を感じられない場所になってしまったら、
ここで生活することは、それほど楽しいかどうかはやはり微妙なところだ、実際。
ところで、頑なにこの地の人口減少を食い止めようとしたり、新しい人種を呼び込むアイディアも、
日本全国少子化の時代において、決してセンスがいいとは思えない。
(このあたりの僕の見解についてはまたの機会に書くつもり。)

一方、ここには自然的なものは、それなりにある。国破れて山河あり。(ちょっと違うかな)
他の地域で、他の社会に属し、社会の変化を感じながら、不足しがちな自然の変化をこの地を訪れることで、補填する。

やっぱり、そういう形態がこの先10年くらいのバランスが取れたところなんだろうか。
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by torumuramatsu | 2009-07-23 09:41
2009年 07月 23日

近くの滝

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by torumuramatsu | 2009-07-23 08:24
2009年 07月 17日

緑ばっか

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by torumuramatsu | 2009-07-17 13:53
2009年 07月 14日

アレックス・カーについて 1

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「ちいおり」という、古民家の基本的な説明はおろか、その建物の有名な所有者の名前さえ、
今日までこのブログでは記して来なかった。

そんな僕の態度は単に意固地と言ってしまって、大方正解だ。

ただ、少しだけ言い訳させてもらえるなら、こんな場所での生活を試みるチャレンジは実際問題、無謀な大問題であることを、ある意味での被験者として夢物語抜きにお伝えしていきたいと考えてのことである。

この度、良い機会が訪れたので、背景について幾つかの紹介をさせて頂きたい。


アレックス・カー

古民家「ちいおり」の家主だ。 

幼少のこと、アメリカ海軍の弁護士である父親と共に来日。
横浜で過ごすなかで、日本文化に魅せられる。

Yale大学で日本学を学び、イギリスに渡りOxford大学大学院で中国学を修める。

学生時代、足しげく日本に通い、ヒッチハイクで全国を一周する。

最後に運命的に導かれたのが、徳島県の祖谷である。

そして、こともあろうか、最終的にその地で茅葺屋根のボロボロの空き家を購入してしまう。

そのボロ家が現在の「ちいおり」である。

以上、アレックスの「ちいおりの主」としての説明は、すっごく簡単にはこんなところ。

http://www.alex-kerr.com/www_index.html (参照)

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アレックスに関する既成事実については、上記のHPに著書やら、取材記事やら載っているので、そちらをご覧頂きたい。

敢えて、僕のことばで書くのならば、僕の主観的な印象を書くべきだろう。

さて、アレックス・カーとは。

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要するに、彼は「好き」なのだ、日本というもの、アジアというもの、文化というもの、美というものが。

無類のアジア好きだ。

それ以外に説明のしようが無い。

<つづく>

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by torumuramatsu | 2009-07-14 01:57
2009年 07月 05日

馬鹿と鋏は写し様

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この被写体、なんだか分かりますか?

花火じゃないです。

蛍じゃないです。

龍です、なんてくだらないことは、僕は絶対言いません。


夏の夜、電灯に集る、馬鹿な虫どもです。

周りに他の全く光が無い渓谷の底。

カオスです。


注)肉眼では、同じ様には見えません。憎き虫です、ただの。
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by torumuramatsu | 2009-07-05 18:16