“ちいおり”に暮らして -Moments at Chiiori- 

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2009年 08月 21日

うだつの “センス”

さて、なんとか美馬市脇町の「うだつの町並み」といわれる古い町並みのある場所にやって来た。

一つ、すごく嬉しかったことがあった。

図書館があった。

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とても、読書好きなんていえるほど本を読む人間ではないが、
図書館というものが好き。

その図書館は、この古い町並みの中の通りと通りの間にあり、古い建物の再利用。

センス良いです。

この場所で、この建物を、ひっそりと図書館にするあたりが非常にセンスが良い。と、僕は思う。



日本では、なまじ歴史的資源がある場所だと、それを対外的にばかり活用しようとする傾向が見られる。
平たく言えば、観光客向けに。

そして、土産物屋が軒を連ね、幟が立ち、もともとの生活の匂いは消える。

ところが、他国、特に西洋の古い町並みを見ればどうだ?
街角のカフェで、“しっかりと”近所のじいさん、ばあさんが、カプチーノを啜ってる。

つまり、その地の住民へのサービスがしっかりと存在している。



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この図書館を見つけた瞬間、そこに地元住民の存在をしっかりと感じることができた。

夏休み、高校生が宿題や受験勉強をする、待ち合わせをする、じいさんが老眼鏡をかけてちょっとした歴史的文献を読む、子供が指で絵本の文字を追う。

完全に彼らの日常。

それが、古い町並みの中で肩肘張らずに、自然に実現している。

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地域の住民に尽くしているこの図書館は、この町並みの中で僕にとっては一番センスの良い場所。
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by torumuramatsu | 2009-08-21 12:11


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