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“ちいおり”に暮らして -Moments at Chiiori- 

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2010年 04月 04日

わかめさん

今日は、こんな山の中にも関わらず、海の幸を満喫させて頂きました。
いや、「海の幸」なんて堅苦しい表現より、潮の香りって言った方がいいかな。

同じ徳島の鳴門から、採れたて生わかめが届きました。
送ってくれたのは、鳴門の漁師の村さん。

以前、わざわざちいおりに来てくれまして、そのときにも乾燥わかめをお土産に頂きました。
「春になったら、生のやつを送りますよっ!!」なんて言ってくれてて、
そしたら、昨日電話が掛かってきて、「今日送りますよ!」と。

乾燥わかめでも、スーパーで買うのとはまるで違って、存在感があるわかめでとてもおいしく頂いてたものですから、本当に生のを送ってもらえるなんて嬉しくて。

で、早速本日到着した訳です。

ずっしりと重い生わかめと、肉厚の芽株です。

さっそく、同封のレシピに沿って、調理。
といっても、新鮮なものは要らん手を加えないのが一番。
どれも、火を通すのは一瞬。
まずは、芽株で様子見。熱湯にくぐらせると、一瞬で鮮やかな緑に変わる。
さっとあげて、千切りにして叩く。粘りけが出たところで、炊きたてのご飯の上に乗せる。
芽株とろろご飯。早速、港で食べる朝飯をイメージさせられる。

続いて、わかめしゃぶしゃぶ。こちらも、着水と同時に茶色から透き通る緑に変わる。
そのままお湯からあげて、まずはダイレクトに口に運ぶ。
波の音が聞こえる。派手さはない。穏やかに、子供のころに行った海を思い出す。
さあ、2回目、ゆずぽんを垂らす。いち早くご飯のおかわりをしなければならない。

そして、しゃぶしゃぶに使っているお湯を別の鍋に分けて、味噌を溶く。
椀に生のわかめを用意する。そして沸騰寸前で単純明快な味噌汁を、生わかめの待つ椀に注ぐ。

今度は椀の中で、わかめが緑に変わる。完成だ。

これがわかめの味噌汁か。。。


これまで、いろいろなところでわかめにはお世話になってきた。味噌汁はもちろん、シーフードサラダなんか。乾燥わかめをてんこ盛りに乗っけるだけで、ほとんどの皿はリッチになった。

でも、わかめが主役だった日は一度もなかった。いつだって、彼は脇役だった。そう最高の脇役。
でも、今日彼は、あの大判で肉厚の彼は、存分な存在感でいくつものシーンで主役を務めきった。
いやはや、噂には聞いていたが。。。

わかめで、おなかがいっぱいになった。
賞味期限は明後日まで残っている。とりあえず、明日の味噌汁がすでに待ちきれない。

幸運なことに、生ラーメンが冷蔵庫にある。わかめラーメン。

書いてるだけで、かなりお腹が空いてきた。

村さん、本当にありがとうございます。
近いうちに是非鳴門に遊びに行かせてください!

by torumuramatsu | 2010-04-04 22:47


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